『ガラスのうさぎ』の高木敏子さん死去 94歳 戦争体験をつづった児童文学作家

子ども時代の戦争体験をつづったロングセラー『ガラスのうさぎ』で知られる児童文学作家の高木敏子さんが8日、老衰のため亡くなった。94歳だった。葬儀は近親者で営まれた。

## 東京大空襲で母と妹2人を失う

高木さんは1932年、東京生まれ。文化学院卒。1945年3月の東京大空襲で母と妹2人を失い、終戦10日前に米軍機の機銃掃射によって父も亡くした。自身の戦争体験を基に書いた『ガラスのうさぎ』は、戦争児童文学の代表作として読み継がれ、学校の教科書などでも紹介されてきた。

『ガラスのうさぎ』は、空襲で家族を失った少女の視点から戦争の悲劇を描いた作品で、刊行から半世紀以上が経った現在も読み継がれている。高木さんは戦争体験の継承に力を注ぎ、語り部としても活動した。

## 戦争体験の継承に尽力

高木さんは晩年まで、戦争の記憶を次の世代に伝える活動を続けた。終戦から81年を迎え、戦争体験者の高齢化が進む中、その証言の価値は改めて注目されている。作品は今後も多くの読者に読み継がれていく。

## 出典

– 朝日新聞「児童文学作家の高木敏子さん死去 戦争体験描いた『ガラスのうさぎ』」 https://www.asahi.com/articles/ASV8F35T4V8FUCLV01SM.html
– 読売新聞「『ガラスのうさぎ』執筆、高木敏子さんが94歳で死去…自身の体験をもとにした戦争児童文学」 https://www.yomiuri.co.jp/national/20260813-GYT1T00229/
– 47NEWS「『ガラスのうさぎ』の高木敏子さん死去」 https://www.47news.jp/14796046.html