尖閣沖で中国海警船4隻が領海侵入 約3週間ぶり、海上保安庁が警告

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で14日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に一時侵入した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は7月23日以来、約3週間ぶりとなる。海上保安庁は警告と監視を続けている。

## 久場島東の領海に相次いで侵入

第11管区海上保安本部(那覇市)によると、4隻は14日午後4時~同15分ごろ、久場島東の領海に相次いで入り、いずれも午後5時45分~同6時ごろまでに同島付近から領海を出た。海上保安本部は、中国側の船に対し再び領海に入らないよう警告するとともに、監視を続けている。尖閣周辺では、中国公船が領海に侵入しては領海外に出る行動を繰り返しており、今回も同様のパターンだった。

尖閣諸島を巡っては、中国海警局の船が日本の領海に繰り返し侵入しており、2012年9月の尖閣諸島国有化以降、中国側は船の大型化を進めている。5000トン級の大型船が同時に侵入するケースも増えており、日本政府は領海警備を強化している。

## 中国はロシアと共同歩調

時事通信は同日、中国がロシアと共同歩調を取り、対日姿勢を強めていると報じている。13日にはプーチン大統領が北方領土・択捉島を現職大統領として初めて訪問し、日本政府は強く抗議。政府がロシアへの対抗措置を検討する中、尖閣沖での領海侵入も確認され、日本周辺での中国・ロシアの活動が同時期に活発化している。

中国側は尖閣諸島の領有権を主張しており、日本政府は「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土だ」とする立場を維持している。海上保安庁は、中国公船の動向を注視し、必要な対応を取るとしている。

## 今後の焦点

尖閣諸島周辺では、中国公船の領海侵入が繰り返される中、海上保安庁が警戒を続けている。日本政府は、外交ルートを通じた抗議とともに、領海警備の継続を軸に対応する方針だ。

中国側は、領海侵入の頻度を高めることで「実効支配」を既成事実化しようとしているとの指摘もある。尖閣諸島を巡っては、漁船への接近や大型船の投入など、中国側の活動が多様化・エスカレートしており、日本側の対応の強化が求められている。

今回侵入した船の船型や搭載装備などの詳細は明らかにされていないが、海上保安庁は巡視船を緊急配備し、監視活動を継続している。日本の排他的経済水域(EEZ)内での中国公船の活動は常態化しており、漁業や海洋調査への影響も懸念されている。政府は引き続き、関係省庁と連携して情報収集と警戒監視に当たる方針だ。中国側の活動がさらに活発化するかどうか、今後の動向が注目される。

## 出典

– 時事通信「中国公船4隻が一時領海侵入 沖縄・尖閣沖」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081400911&g=soc
– NHK NEWS WEB「沖縄 尖閣諸島沖合で中国海警局の船4隻一時日本の領海に侵入」 https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5090034726
– 時事通信「中国、ロシアと共同歩調 対日強硬、米大使は支持表明」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081400903&g=int