数々のヒーロー演じた大葉健二さん逝く

「宇宙刑事ギャバン」のギャバン・一条寺烈役や「電子戦隊デンジマン」のデンジブルー・青梅大五郎役、「バトルフィーバーJ」のバトルケニア・曙四郎役など、心に残る数々のヒーローを演じた役者の大葉健二さんが5月6日、71歳でその生涯に幕を下ろした。訃報が伝わると、SNSには日本だけでなく世界中のファンから大葉さんを惜しむ声があふれた。

## ジャパンアクションクラブ1期生

大葉さんはジャパンアクションクラブ(JAC)1期生で、アクションとなれば高い崖やビルの窓から飛び降りたり、走るトラックの幌に飛び乗ったり、ターザンのようにロープ一本で滑空したりする大技を難なくやり遂げた。トランポリンで跳べばそのジャンプは誰よりも高く「空中で止まっているようだ」と評され、ワイヤーなしで地面と垂直な壁を駆け抜ける離れ業も見せた。

大葉さんの魅力は、その人柄が演じる役やアクションに投影されていたところにある。強くて底無しに優しく、カッコいいのにちょっと抜けている。普段は笑顔を絶やさない大葉さん演じるヒーローが、人の心を踏みにじる敵に怒り、子供たちに正義を説き、その上で繰り出す超人的なアクションだったからこそ、説得力があった。

## 世界のファンに愛されたヒーロー

大葉さんは近年、地元・愛媛県でリハビリを続けていた。訃報が届いてから、SNSには日本のみならず世界中のファンから大葉さんを惜しむ声があふれ続けている。決してハリウッド映画のようなビッグタイトルではない日本のヒーロー番組の出演者が、これほど世界の人に愛され、その逝去が悼まれている。言葉や文化の壁を軽々と乗り越えて、世界中の人の心を揺さぶるという偉業を成し遂げた人だった。8月には大葉さんを追悼するイベントを仲間たちと開催する予定だ。

## 出典

– 読売新聞「数々のヒーローを演じた大葉健二さん逝く」 https://www.yomiuri.co.jp/culture/tokusatsu/20260604-GYT8T00079/
– 読売新聞「俳優の大葉健二さん死去…『宇宙刑事ギャバン』でヒーロー役、『キル・ビル』にも出演」 https://www.yomiuri.co.jp/national/20260507-GYT1T00261/