宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13日、火星の衛星フォボスを探査する「MMX計画」で使う無人探査機を報道陣に公開した。今秋にも打ち上げられる予定で、フォボスで採取した試料を地球に届ける「サンプルリターン」に成功すれば、世界初の快挙となる。
## 種子島で公開、2031年に試料帰還へ
探査機(全長約5メートル、幅約9メートル)は、鹿児島県の種子島宇宙センターで公開された。計画では、同センターから主力ロケット「H3」で打ち上げられ、来年に火星の重力圏に到達する。その後、火星から約6000キロ離れたフォボス(直径約20〜30キロ)に着地し、地表面の砂などの試料を採取。さらに、別の衛星ダイモスの近くを高速で通過しながら観測する「フライバイ」を実施する。観測後は地球へ戻り、2031年に試料入りのカプセルを豪州の砂漠地帯に投下する。
## 火星の起源解明へ、JAXAと三菱電機が共同開発
探査機はJAXAと三菱電機が約553億円かけて共同開発した。飛行中、使い終わった機材の一部を段階的に分離して軽量化し、燃費を上げて航続距離を延ばす。衛星着地時の衝撃を吸収する脚も備わる。
フォボスには火星から飛散した塵が積もっているとみられ、探査によって、火星の起源の解明のほか、将来の有人探査の拠点として使えるかどうかの検証に役立てる。JAXAの川勝康弘プロジェクトマネージャは「宇宙に飛び立って活躍するスタートラインに立ちつつある」と意気込んだ。
## 出典
– 読売新聞「JAXAが火星の衛星フォボス探査へ、着地・サンプルリターン成功なら世界初…『H3』で今秋にも打ち上げ」 https://www.yomiuri.co.jp/science/20260813-GYT1T00391/
– 東京報道新聞「JAXA、火星衛星フォボスから試料持ち帰りへ MMX探査機を公開、今秋にもH3で打ち上げ」 https://news.google.com/rss/articles/CBMiU0FVX3lxTE4zYmYyeEdGaTJLNnVyNExzLVFTbHQ5bUNMUHZJYTVJNlJXOEZNeVM4MTd4czV3cjNuRnVfTElCemdhSEl6QVlVVHVuOEl5Y25TYVo0?oc=5