7月28日に最大震度7を観測した熊本地震で、県内の断水世帯が16日時点で約8400戸まで減少したことが分かった。一時は最大10万戸を超えていたが、大幅に解消された。熊本県のPRキャラクター「くまモン」は同日、地震発生後初めて活動を再開し、被災地の避難所を訪問した。八代港では病院船が被災者向けの医療提供を始めている。
## 断水、一時10万戸超から8400戸へ
宇城市などが16日に明らかにしたところによると、断水は宇城市で3570戸、氷川町で1351戸、八代市でおおむね3500戸に上る。各自治体は月内の断水解消を目指し、復旧作業を進めている。八代市は16日、配水管の漏水修理現場を報道陣に公開。破損部分を切断して新たな管に交換し、試験通水で漏水がないかを上流から順次確認する地道な作業を続けた。避難所や医療機関には給水車が活動している。
一方、15日時点で県内の避難者数は3205人。地震活動はなお活発で、一連の地震で震度1以上を観測した回数は600回を超えている。
## くまモン活動再開、被災地訪問
県のPRキャラクター「くまモン」は16日、震度7を記録した氷川町の避難所となっている竜北西部小学校を訪問した。熊本地震が発生した7月28日以降は活動を休止しており、再開後初めての訪問となった。くまモンは子どもたちと交流し、お菓子やシールを配ったほか、炊き出しのボランティアにも手を振って激励。自宅が半壊し断水が続く親族の家で避難生活を送る小学4年の沢永侑さんは「テレビや動画でしか見ないくまモンに会えてうれしい」と話した。当面は県内の被災地の避難所や保育施設などを優先して回る予定だ。
## 八代港に病院船、医療提供開始
八代港では、被災者向けに内科診療やけがの治療、薬の処方に加え、大浴場も備えた「病院船」が医療提供を開始した。避難生活が長期化する中、入浴支援とあわせて被災者の健康管理を支える取り組みだ。県内ではこのほか80施設で入浴支援が行われている。熊本県は国内最大のトマト産地でもあり、八代市では断水が続いて農業用水が行き渡らない被害も出ており、冬場の出荷への影響が懸念されている。
## 出典
– 共同通信(47NEWS)「熊本県の断水世帯、8000戸に 一時の10万戸から大幅解消」 https://www.47news.jp/14797928.html
– 朝日新聞「『フワフワだった』 くまモンが活動再開、熊本地震の被災者と交流」 https://www.asahi.com/articles/ASV8J0JL9V8JOXIE001M.html
– 読売新聞「八代港で初の『病院船』が医療提供開始」 https://www.yomiuri.co.jp/medical/20260806-GYT1T00095/
– 読売新聞「熊本地震の被災者向けに入浴支援、熊本県内80施設で」 https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260816-GYS1T00004/