大阪府警と大阪税関関西空港税関支署は14日までに、米国・ハワイから関西空港に覚醒剤約21キロ(末端価格で約11億980万円相当)を密輸したとして、男を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕したと明らかにした。旅客の手荷物による密輸としては、1994年の関西空港開港以来、最大の量という。
## スーツケースとリュックに隠して入国
逮捕されたのは、ファン容疑者。署によると、ファン容疑者は何者かと共謀し、7月10日、米国・ハワイの空港から航空機で関西空港に到着した際、スーツケースとリュックサックに覚醒剤の結晶を隠して密輸した疑いがある。結晶は袋に入れられ、シートで巻かれていたという。
税関支署によると、容疑者は税関検査の際、目を見開き、興奮した様子だったという。認否は明らかにしていない。ファン容疑者は7月31日に同罪で起訴されている。
## 組織的な犯行とみて捜査
同署などは、組織的な犯罪とみており、ほかにも関与した人物がいるとみて調べている。覚醒剤の密輸ルートや売却先の解明が今後の焦点となる。関西空港では手荷物による大量密輸の摘発が相次いでおり、税関と警察が警戒を強めている。
覚醒剤の末端価格は約11億円に上り、密輸を企てた背景には巨額の利益が見込めることがあるとみられる。税関は、旅客の手荷物検査の強化や、空港で受け渡しをする関係者の摘発を通じて、水際阻止を徹底する方針だ。
## 出典
– 朝日新聞「11億円分の覚醒剤を密輸した疑い 関空の手荷物では過去最大の量」 https://www.asahi.com/articles/ASV8F2DHPV8FOXIE00VM.html
– 時事通信「覚醒剤11億円相当密輸容疑 男逮捕、関空開港以来最大の持ち込み量―大阪府警・税関」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081300876&g=soc