トランプ氏 ホルムズ海峡「米国の領土だと宣言する」 米が対イラン新制裁を準備

トランプ米大統領は14日、東部ニューヨーク州での演説で、原油輸送の要衝ホルムズ海峡について「イランを破った後、近いうちに米国の領土だと宣言する」と語った。一方、米政府はイランへの新たな経済制裁を近く発表する準備を進めており、イラン側は反発を強めている。

## ホルムズ海峡を巡る応酬

トランプ氏の発言は、イランが再封鎖を主張するホルムズ海峡の開放が進まないことへのいら立ちを示したものだ。ホルムズ海峡は国際海峡に該当するとされ、トランプ氏が実際に領有を検討しているかは不明。米イラン間では戦闘終結に向けた覚書が交わされたものの、有名無実化する中で交渉は難航している。

これに対し、イランのガリババディ外務次官はX(旧ツイッター)で「ホルムズ海峡は、SNSの投稿や空母、命令、選挙演説をもってしても支配できるものではない」と反論。「イランはどう喝や軍事的威嚇に屈しない」と強調した。イラン側の高官からも「ホルムズ海峡はイランのもの」との主張が相次いでいる。

## 米財務長官「これまで見たことのないような措置」

ベセント米財務長官は13日、保守系メディアのインタビューで、近く新たな対イラン制裁を発表すると表明。経済的に孤立させるために「これまで見たことのないような措置を適用する」と警告した。具体的な内容は明らかにしていない。

ホルムズ海峡を巡っては、米国が石油価格の高騰を抑えるため航行再開を求める一方、イランは封鎖を圧力手段として維持したい立場で、両者の主張は真っ向から対立している。元駐イラン大使は「追い込まれている米国に対して、イランが強気に出ている状況だ」と分析する。新制裁の発表とイランの対応が、今後の緊張の行方を左右しそうだ。

## 出典

– 時事通信「トランプ氏、ホルムズ『米国の領土に』 対イラン、経済圧力強化も」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081500184&g=int
– 産経新聞「イラン次官、トランプ氏に『一度でいいから現実を受け入れろ』 ホルムズ領有発言に反論」 https://news.google.com/rss/articles/CBMidkFVX3lxTE43cDlsMGFRalZrZ1dCbmhYXzdrX0duQ2p4ZUEzZ0JCYnctLXJxQS1udEFxc0lDcGJJWllaS1pjZjAyWGJwckMwdkxybVYwQnVOcVhpYjZyc0hESUpRS3Z5OGdNQlFHZm5VZXdxa2k5WWZHeU9MTFE?oc=5
– 朝日新聞「ポーカーの米国vsチェスのイラン 元大使が語る戦闘の現状と見通し」 https://www.asahi.com/articles/ASV8G3JCDV8GUHBI017M.html
– 日本経済新聞「ホルムズ海峡『イランのもの』 高官がトランプ氏の領有発言に反論」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR151DW0V10C26A8000000/