お盆に迎えた先祖の霊を送る「京都五山送り火」が16日夜、京都市であり、古都の夜空に「大」の文字などが浮かび上がった。午後8時、京都市左京区の如意ケ嶽に「大」の文字が現れると、送り火を眺める人たちは手を合わせ、静かな祈りの時間が流れた。
## 熊本地震と千葉豪雨の犠牲者に黙禱
送り火は、「おしょらいさん」と呼ぶ先祖の霊をあの世へ送るという意味があり、五つの保存会が同市中心部を囲む山々で行っている。保存会の会員らは、7月の熊本地震と8月13日に発生した千葉豪雨の犠牲者に黙禱を捧げた後、「大」の字から「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火した。それぞれの文字や図形は東から西へと順に浮かび上がった後、1時間ほどで消えていった。
## お盆の締めくくり、古都の伝統
五山送り火は、8月のお盆に京都の夜空を彩る伝統行事だ。最も有名な「大文字」は、左京区の如意ケ嶽で焚かれ、京都市内の広い範囲から眺めることができる。五山送り火は京都の夏の風物詩として知られ、お盆の締めくくりを告げる役割を果たしている。今年も多くの市民や観光客が、送り火を囲んで先祖をしのんだ。
各地では送り火にあわせて交通規制も行われ、京都市内は祭りの雰囲気に包まれた。送り火は、京町家が立ち並ぶ街並みや鴨川のほとりなど、様々な場所から眺めることができ、写真に収める人の姿も多く見られた。
## 出典
– 朝日新聞「お盆の『京都五山送り火』 鎮魂の祈り込め、あの世への夜道照らす」 https://www.asahi.com/articles/ASV8J2SYCV8JPQIP00WM.html
– NHK「京都のお盆の伝統行事『五山送り火』 古都の夜空を照らす」 https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260817de44339