千葉県を襲った記録的な豪雨で、県は16日、千葉市中央区の30代男性が死亡したと発表した。一酸化炭素中毒によるもので、豪雨で自宅が停電し、発電機を使った可能性があるという。県内の死者は調査中を含めて10人となり、1人が行方不明になっている。千葉市の神谷俊一市長は同日、市が管理する道路に残る放置車両がピーク時で約2500台に上ったと明らかにした。
## 死者10人、1人行方不明
県によると、新たに死亡が確認されたのは千葉市中央区の30代男性。停電した自宅で発電機を使用した可能性があり、千葉市が災害との関連を調査中だ。これまでに確認された死者には、柏市で屋根まで水没した軽乗用車の中にいた70代女性や、いすみ市の用水路で発見された70代男性らが含まれる。行方不明の男性1人は、千葉市若葉区で他の人の救助活動中に連絡が取れなくなった。
住宅被害は16日時点の県のまとめで、床上浸水が少なくとも20市町で709棟、床下浸水が少なくとも22市町で790棟となり、計1499棟に達した。床上浸水が最も多かったのは千葉市の161棟で、鎌ケ谷市115棟、佐倉市100棟が続く。全壊2棟、半壊11棟、一部破損29棟。集計が終わっていない自治体もあり、被害は今後も増える見通しだ。
## 放置車両、ピーク時2500台 撤去進む
水没などで動けなくなった車両が路上に放置されている問題では、千葉市長が16日、市管理道路の放置車両がピーク時で約2500台に上ったと明らかにした。14日時点では約1千台と推計していたが、その後の職員調査でさらに多くが確認された。このうち約500台が交通の支障となり、約300台はレッカー車などで道路わきへ移動。残る約200台も17日朝までに移動が完了する見通しという。
県管理の国道や県道でも放置車両の撤去が続いており、緊急車両の通行に支障が出ていた箇所は順次解消されつつある。豪雨は13日夕方から14日未明にかけて発生し、線状降水帯が次々と形成。千葉県内では14日未明に全国初の大雨特別警報(レベル5)が発表された。県内では現在も断水や停電が続く地域があり、被災地では復旧作業が続いている。気象庁は17日以降も大気の不安定な状態が続くとして、土砂災害や川の増水への警戒を呼びかけている。
## 出典
– 朝日新聞「千葉豪雨、死者10人に 千葉市内の放置車両はピーク時2500台」 https://www.asahi.com/articles/ASV8J1V93V8JUDCB00NM.html
– NHK「千葉豪雨 死者10人 千葉市で車約2500台が路上に残る」 https://news.google.com/rss/articles/CBMiX0FVX3lxTE4tdDBHZmQ0MjFaMUJmc1RTLVJVZEpIYjJDSV9BS2s3YmlNejBuc1NRVERNOWM0NmZ0YkR4d2ZFbF8tUU1SUXd1eHNJaWdVcWtPVm9kQTRBejJEdDI1YTFn?oc=5
– 時事通信「千葉豪雨、死者10人に 不明1人、浸水1500棟」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081600260&g=soc