Midjourneyは約1年ぶりとなる新しいAI画像生成モデル「V7]をアルファ版としてリリースしました。CEOのDavid Holz氏は、「V7は全く新しいアーキテクチャを採用し、テキストプロンプトへの理解が向上した」と発表しました。特に画像の質感、手足の表現、物体ディテールにおいて大幅な改良が見られるといいます。
V7では新機能「Draft Mode」を搭載し、標準モードの10倍の速度で画像を生成可能です。コストも半減しますが、画像品質はやや低下するという特徴があります。また、初回利用時には約200枚の画像評価通じてパーソナライズプロファイルを作成し、ユーザーの視覚的好みに合わせ出力を実現します。
この発表は、OpenAIが新しい画像生成ツールを公開した直後に行われ、競争が激化するAI画像生成市場への対抗意識も垣間見えます。Holz氏は、今後1〜2週間ごとにアップデートを実施、2ヶ月以内には画像のアップスケーリングや再テクスチャリング機能の追加を予定していると述べました。
Midjourney V7の登場は、AI技術の進化が描き出す未来像の一端に過ぎません。Draft Modeの高速化がユーザー体験にどのような影響を与え、他の生成AIとどのように差別化を図るのか、今後の展開が注目されます。
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