2025年23日、NASAとESAが共同運用するハッブル宇宙望遠鏡が地球周回35周年を迎え、火星や星雲、銀河などの最新画像を公開した。これらの画像は、宇宙の神秘を解き明かすハッブルの継続的な貢献を示している。
ハッブル宇宙望遠鏡は1990年の打ち上げ以来、地球の大気の影響を受けない宇宙空間から高解像度の観測を行い、宇宙の理解を深めてきた。35年間で約170万回の観測を行い、5万5千以上の天体を対象とし、2万2千本以上の科学論文が発表されている。これらの成果は、宇宙望遠鏡の重要性を示すものである。
今回公開された画像には、2024年12月に撮影された火星の写真が含まれており、薄い水氷雲や北極冠が確認できる。 また、惑星状星雲NGC 2899の画像では、中心の白色矮星から放出されるガスが蝶のような形状を形成している様子が捉えられている。 さらに、バラ星雲の一部を拡大した画像では、星形成領域の詳細な構造が明らかになっている。 これらの画像は、ハッブルの高い観測能力を示すものである。(Source)
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